クラシック(特にピアノ曲)が好きでCDをたくさん持ってるのですが、
コンサートとなるとなかなか自分の好きな曲目のものに出会えません。
好みの幅が狭いせいもあるのですが^^;
で、先日「こんな曲目だったら絶対行く!」という話を友達として考えたプログラムがこちら↓(画像は友人作成)
ショパン、リスト、ラヴェル、ドビュッシーでかためてみました。
自分で弾けもしないのに何を考えてるんだって話ですが(^^;
以下曲の感想を一言二言。知識もあんまり無く表現が非常に稚拙です(汗
てか見てもおもろないです。
前半
1、勇壮で迫力があります。昔練習しましたがそれはそれはひどい出来でした^^;
中間部の左手オクターブ奏法は確実に腕が死にます。
個人的にこの部分は機関車が走ってるように聞こえるのですが、「英雄」で機関車は無いか。
2、技巧的な曲が多いリストの作品の中では静かで瞑想的な作品。ただ全曲を通してP(ピアノ)以下で弾かなければいいけないという点では難しいかも。
3、マイナーですがネットでは「半ギャ」とか通称がついていて割りと知られてるらしいです。その名の通り半音階で曲が進んでいきます。曲自体はシンプルな構成ですがサーカスみたいで盛り上がります。
4、伴奏が終始同じ調子で、旋律が変奏されていくだけなのですが、それが幻想的で美しく、飽きがきません。所々リズムにショパンの遊び心が伺えます。
5、流れるようなアルペジオの伴奏に載せて旋律が奏でられます。左手と右手で交互に旋律を弾きわけるところが随所にあります。
綺麗な曲ですが両手で同時に細かい音を弾くところも多く、意外と迫力がある印象です。
6、気だるい感じがずっと続くのですが、最後に全てから解放されたように一気に感情を爆発させるところは圧巻。
物語性があり、どこかメロディアスでリストっぽくない気もします。
後半
1、畳み掛けるようなグリッサンドが格好いい。とにかくそれに尽きる(笑
2、中学校の音楽の授業で初めて聞いたとき、ピアノでこんなに水を表現できるんだと衝撃を受けた曲。水が泡立つ様子や滝のイメージがありますが本当は噴水がテーマみたいです。
3、リズムが良くて茶目っ気があります。この曲は多少ぎこちなさがあったほうが好きです。これも練習しましたが中途半端になってしまいました(汗
4、古風ですが細かい音符が多く技巧的。多少バロック音楽のような雰囲気が漂ってます(バロック音楽を良く知りませんが;
5、短い曲ですが盛り上がりと可愛らしいところのバランスが絶妙です。
6、海の中からゆっくりと建物が現れてくる荘厳さや、遠くから聞こえてくる鐘の音の美しさ、そして再び海の中へと沈んでいく物寂しさ、と、
ドビュッシーのピアノ曲でも群を抜いて神秘的な作品だと思います。6分前後の曲ですが内容が濃い曲に感じます。ピアニッシモの音が出せないと雰囲気ぶち壊し。
7、何故かここでまたリスト。この曲はあんまり甘ったるく弾くよりは決然と演奏した方が引き締まると思います。リストの有名曲の中では割と弾きやすいらしいですが、何回か挑戦しては挫折してます^^;
8、前々からこれを最後に持ってきたら格好良いだろうなと思ってました。
展開と言い技巧面といい個人的に自分の好みに完璧にあった曲です。
森や海、川などの大自然の情景が浮かびますがそういう曲ではないっぽいです(笑
アンコール
1、ドビュッシーの曲でも1,2を争う有名曲(だと思う)。聞くだけで夜の世界に引き込まれます。イメージ的には雲ひとつない夜空の三日月と、
湖にそれが映ってる様子。
2、通り雨のイメージ。最後に虹が掛かるように終わるのが素敵です。喜びの島が下りのアルペジオの最低音で終わるので、上昇アルペジオの高音でおわるこの曲をアンコールに持ってきました。最高音ではないですが。
ちなみに自分がドビュッシーで唯一最後までなんとか弾ける曲です(あまりにひどい演奏ですが^^;)
長すぎ。